育成環境
日当たり日向から半日陰を好む。日照が不足すると実付きが悪くなる。
水やり土の表面が乾いたらたっぷりと与える。地植えで根付いた後は基本的に降雨のみで育つ。
温度耐寒性・耐暑性ともに比較的強いが、種によって異なる(セイヨウヒイラギは寒冷地に強い)。
特徴
- 葉 : 互生。多くは常緑で革質、光沢があり、縁に鋭い刺状の鋸歯を持つもの(セイヨウヒイラギなど)から全縁のもの(モチノキなど)まで多様。落葉性の種(ウメモドキなど)もある。
- 花 : 雌雄異株が基本。葉腋に束生または集散花序を出し、白から黄緑色の小さな4〜6弁花を咲かせる。
- 果実 : 秋から冬にかけて赤色(まれに黒や黄色)の球形な核果を熟す。鳥の重要な冬の食糧となる。
- 樹皮 : 灰褐色から暗灰色で、平滑または浅く裂ける。
育て方
水やり
土の表面が乾いたらたっぷり
肥料
寒肥として有機質肥料を施す. 2月〜3月頃に緩効性肥料や堆肥を根元に施すと、生育と実付きが良くなる。
茶殻コンポスト:抽出後の茶殻を土に混ぜ込むかマルチングとして使用。土壌の通気性を改善し、穏やかに栄養を供給する。カビを防ぐため表面を軽く土で覆う。剪定
- 時期:花後の6月〜7月、または休眠期の11月〜2月。
- 樹形維持:徒長枝や込み合った枝、内側に向かって伸びる枝(忌み枝)を根元から切り落とし、風通しと採光を良くする。
- 刈り込み:萌芽力が強いため、生垣の場合は好みの形に刈り込むことが可能。ただし、実を楽しみたい場合は花芽を落とさないよう注意する。
- 雌雄の確認:実をつけるには雌株が必要であり、近くに雄株がないと結実しないため、剪定時に枝を落としすぎないよう留意する。
毒性
注意:この植物には毒性がある可能性があります。
ペットと人
ペット: ASPCAに基づく:有毒。サポニン類を含有し、摂取すると嘔吐、下痢、流涎、食欲不振を引き起こす。
人: 果実や葉にサポニンやアルカロイド(テオブロミンなど)を含み、誤飲すると吐き気、嘔吐、下痢、腹痛を引き起こすことがある。
用途と文化
文化: クリスマスの装飾としてセイヨウヒイラギ(Ilex aquifolium)の枝葉が広く用いられ、魔除けや永遠の命の象徴とされる。日本では節分にヒイラギ(モクセイ科、本属ではない)が使われるが、モチノキ属の植物も庭木として親しまれている。
用途: 庭木、生垣、シンボルツリー、クリスマスリースなどの装飾、木材(印鑑や細工物)、鳥の誘引木。
