育成環境
日当たり半日陰を好む。強い直射日光や西日は葉焼けの原因となる。
水やり過湿を極端に嫌うため、土の表面が乾いてからたっぷりと与える。
温度耐寒性は中程度。極端な寒風や夏の猛暑・乾燥を避ける。
特徴
- 葉 : 互生、倒披針形~長楕円形、長6–10cm、全縁。革質で表面に強い光沢があり、無毛;
- 花 : 枝先に頭状花序を出し、10–20個の花をつける。花弁に見えるのは筒状の萼で先が4裂し、外側は紅紫色、内側は白色。強い芳香を放つ;
- 樹皮 : 灰褐色で滑らか。非常に強靭な繊維を含む。
育て方
水やり
表面が乾いたらたっぷり与える(過湿注意)
肥料
花後(4月~5月)にお礼肥. 春の花後と秋(9月)に緩効性肥料を少量与える。多肥は根を傷めるため避ける。
卵殻粉と茶殻のコンポスト:よく乾燥させて細かく砕いた卵殻と少量の茶殻を株元の土に軽くすき込む。根を傷めないよう幹から離れた場所に施す。剪定
- 成長が遅く自然に樹形が整うため、基本的には強剪定を避ける。
- 剪定を行う場合は花後すぐ(4月~5月)に、込み合った枝や枯れ枝を根元から間引く程度にする。
- 古い太枝を切るとそこから枯れ込みやすいため、切り口には癒合剤を塗布して保護する。
毒性
注意:この植物には毒性がある可能性があります。
ペットと人
ペット: ASPCAに基づく:非常に有毒。誤飲により激しい嘔吐、下痢、口腔内の炎症、流涎、衰弱を引き起こす。
人: 樹液に触れると水疱性皮膚炎を起こす。果実や葉を誤飲すると激しい口腔の灼熱感、嘔吐、下痢、重篤な場合は昏睡や致死の危険がある(ダフニン、メゼレイン等の有毒成分を含む)。
用途と文化
文化: 香木の「沈香」のような良い香りがし、「丁子(クローブ)」のような花をつけることから「沈丁花」と名付けられた。春の季語。
用途: 庭木、鉢植え、公園樹。香水などの香りのモデル(天然抽出は困難なため合成香料で再現される)。
