育成環境
日当たり明るい日陰から半日陰(直射日光は葉焼けの原因になるため避ける)
水やり着生植物のため過湿を嫌う。植え込み材がしっかり乾いてから与え、空中湿度は高く保つ(葉水が有効)。
温度温暖な環境を好む。冬は10℃以上を保つのが理想。
特徴
- 葉 : 多肉質で対生。種により丸みを帯びた小葉(D. nummularia)や、内部が空洞になりアリと共生する貯水葉(D. vidalii / D. major)など多様な形態を持つ。
- 花 : 葉腋から短い花序を出し、壺形または釣鐘型の小さな花(白、淡紅、黄緑色など)を数個つける。
- 茎 : 細くしなやかなつる性で、節から気根を出して樹皮や岩などに付着する。
育て方
水やり
植え込み材が乾いたらたっぷりと与える。こまめな葉水で空中湿度を保つ。
肥料
薄めた液体肥料を月に1〜2回与える。. 着生植物のため、濃い肥料は根を傷める原因になる。規定よりさらに薄めたものを葉面散布するのも良い。
バナナの皮の浸出液(極薄め):バナナの皮を水に1〜2日浸した液を、さらに10倍以上に薄めて水やり代わりに与える。カリウムが根や茎を丈夫にするが、濃度が高いと根腐れやカビの原因になるため注意。剪定
- 間引き:つるが混み合ってきたら、風通しを良くするために古い茎や枯れた部分を根元から切り取る。
- 切り戻し:伸びすぎたつるは好みの長さでカットする。切ったつるは挿し木に利用できる。
- 樹液の注意:剪定時に白い乳汁が出るため、手袋を着用し、床や衣服を汚さないよう注意する。
毒性
注意:この植物には毒性がある可能性があります。
ペットと人
ペット: ASPCAに基づく明確な強毒性の記載はないが、キョウチクトウ科特有のアルカロイドや乳汁を含むため、かじると口腔刺激や嘔吐を引き起こす可能性がある。
人: 樹液(乳汁)に触れると皮膚炎を起こすことがある。誤飲すると胃腸の不調を招く可能性がある。
用途と文化
文化: 一部の種(D. majorなど)は、内部が空洞になった特殊な葉(貯水葉)を持ち、そこにアリを住まわせる「アリ植物(Myrmecophyte)」として知られる。アリの排泄物を栄養とし、アリは住処を得るという共生関係を築いている。
用途: ハンギングバスケット、コルクやヘゴ板への着生仕立て、テラリウム、観葉植物。
