育成環境
日当たり直射日光を避けた明るい日陰(レースのカーテン越しなど)を好む。耐陰性が強い。
水やり水を好むため、生育期は土の表面が乾いたらたっぷりと与える。水切れすると葉がすぐに垂れ下がる。
温度高温多湿を好む。寒さには弱いため、冬場は10℃以上を保つ室内で管理する。
特徴
- 葉 : 長楕円形から披針形で、濃緑色の地に不規則な白色〜クリーム色の斑(ちりふ)が入る。葉脈に沿って表面に波打つような凹凸(シワ)があるのが特徴;
- 花 : 葉の間から花茎を伸ばし、白い仏炎苞(ぶつえんほう)とクリーム色の肉穂花序(にくすいかじょ)をつける。苞は徐々に緑色に変化する;
- 茎・根 : 地下茎(根茎)から葉を叢生(そうせい)する。
育て方
水やり
土の表面が乾いたら鉢底から流れ出るまでたっぷりと与える。葉水も毎日行うと良い。
肥料
緩効性化成肥料を置き肥、または規定倍率に薄めた液体肥料を与える。. 斑入り品種は肥料(特に窒素分)が多すぎると斑が消えやすくなるため、与えすぎに注意する。
バナナの皮の浸出液:細かく刻んだバナナの皮を水に1〜2日浸し、その上澄み液を水やり代わりに与える。カリウムが根を丈夫にし、耐寒性を高める。虫の発生やカビを防ぐため、皮の果肉部分はしっかり取り除き、土の表面に皮の残骸を残さないこと。剪定
- 花茎の切り取り:仏炎苞が白から緑色に色褪せてきたら、株の栄養消耗を防ぐため、花茎を根元からハサミで切り落とす。
- 枯れ葉の除去:黄色く変色した葉や枯れた葉は、見栄えと衛生面を保つために根元から切り取る。
- 葉すかし:葉が密集して風通しが悪くなった場合は、古い葉や内側に向かって生えている葉を根元から間引き、蒸れや病害虫(カイガラムシなど)を防ぐ。
毒性
注意:この植物には毒性がある可能性があります。
ペットと人
ペット: ASPCAに基づく:シュウ酸カルシウム結晶により有毒。摂取すると口腔内の激しい痛み、過度の流涎、嘔吐、嚥下困難を引き起こす(真正のユリ中毒のような致死的な腎不全は起こさない)。
人: 樹液にシュウ酸カルシウム結晶を含み、皮膚に触れるとかぶれることがある。誤飲すると口腔内や喉に刺激と痛みを生じる。
用途と文化
文化: 白い仏炎苞が白旗(平和の象徴)を連想させることから「Peace Lily(ピースリリー)」の英名がつけられた。
用途: 室内用観葉植物。NASAの空気清浄力研究において、ホルムアルデヒドやベンゼンなどの有害物質を除去する能力が高い植物の一つとして認められている。
