育成環境
日当たり秋から春は日当たりが良く、夏は直射日光を避けた明るい日陰(半日陰)を好む。
水やり土の表面が乾いたらたっぷりと与える。夏場の過湿には注意が必要。
温度耐寒性は非常に強いが、夏の高温多湿には弱い。
特徴
- 葉 : 掌状複葉または鳥足状複葉で、小葉は革質、縁に鋸歯がある。常緑性のものと冬に落葉するものがある;
- 花 : 花弁のように見えるのは5枚の萼片で、長く散らずに残る。本当の花弁は退化して蜜腺(ネクタリー)となり、雄蕊の周囲に並ぶ。花色は白、ピンク、紫、緑、黒紫、黄色など多彩で、スポット(斑点)やピコティ(覆輪)が入るものもある;
- 茎 : 有茎種(茎の先に花を咲かせる)と無茎種(根茎から直接花柄を伸ばす)に大別される。
育て方
水やり
春は土が乾いたらたっぷり。夏は休眠期のため控えめにし、夕方以降の涼しい時間帯に与える
肥料
花後のお礼肥として緩効性肥料を与える. 生育期の10月~4月に緩効性肥料を月に1回、または液体肥料を規定倍率に薄めて週に1回程度与える。5月以降は肥料分が残らないようにする。
卵殻粉末:クリスマスローズは弱アルカリ性の土壌を好むため、よく洗って乾燥させ細かく砕いた卵の殻を土に混ぜ込むと、カルシウム補給と酸度調整に役立つ。剪定
- 古葉切り:無茎種の場合、11月~12月頃に新芽に日光を当てるため、傷んだ古い葉を根元から切り取る。
- 花茎切り:花(萼)が退色し、種ができ始める前に花茎を根元から切り取ることで、株の消耗を防ぐ。種を採る場合を除き早めに行う。
- 作業時の注意:樹液でかぶれることがあるため、手袋を着用し、ハサミはウイルス病予防のため消毒して使用する。
毒性
注意:この植物には毒性がある可能性があります。
ペットと人
ペット: ASPCAに基づく:有毒。摂取すると流涎、腹痛、下痢、嘔吐、抑うつなどを引き起こす。
人: 全草、特に根茎にヘレボリンなどのサポニンや強心配糖体を含み有毒。誤飲すると嘔吐、下痢、めまい、心拍数の低下などを引き起こす。樹液に触れると皮膚炎を起こすことがある。
用途と文化
文化: 本来「クリスマスローズ」はクリスマスの時期に咲くヘレボルス・ニゲル(H. niger)を指すが、日本では春に咲くオリエンタリス(H. orientalis)などの交配種(レンテンローズ)も含めて広くクリスマスローズと呼ばれる。
用途: 庭植え、鉢植え、切り花、茶花
