育成環境
日当たり日当たりと風通しの良い場所を好む。十分な日照がないと徒長し、果実のつきが悪くなる。
水やり土の表面が乾いたらたっぷりと与えるが、過湿に弱いため水はけの良さが重要。果実肥大期は極端な乾燥と過湿の変動を避ける(裂果の原因となる)。
温度生育適温は20〜25℃。昼夜の温度差がある環境を好む。30℃以上の高温や10℃以下の低温では着果不良を起こしやすい。
特徴
- 葉 : 羽状複葉で互生し、特有の匂いがある。茎葉全体に腺毛が密生する;
- 花 : 節間に集散花序を出し、黄色い星形の花冠を持つ。花弁は5〜6裂して反り返り、雄蕊が円錐状に雌蕊を囲む;
- 果実 : 多肉多汁の液果。未熟時は緑色で、熟すと赤色や黄色になる。
育て方
水やり
土の表面が乾いたら鉢底から流れ出るまでたっぷりと与える。開花・結実期は水切れに注意。
肥料
植え付け時にリン酸・カルシウムを多めに含んだ元肥を施す。. 窒素過多になると「つるボケ(葉ばかり茂って実がつかない状態)」になるため注意が必要。
卵殻粉とバナナの皮:尻腐れ病(カルシウム欠乏)の予防として、よく洗って乾燥させ細かく砕いた卵殻を土に混ぜ込む。また、果実の肥大と甘みを促すカリウム補給として、乾燥させて細かく刻んだバナナの皮を株元の土にすき込む。生乾きはカビや虫の原因になるため完全に乾燥させること。剪定
- わき芽かき:主枝の成長に栄養を集中させるため、葉の付け根から出る「わき芽」は小さいうちに手で全て摘み取る。
- 摘心(芯止め):目標の高さ(通常は第5〜6花房)まで成長したら、最上部の花房の上にある葉を2枚残して主枝の先端を切り取る。
- 下葉かき:収穫が終わった果房より下にある古い葉や黄色くなった葉を切り取り、株元の風通しを良くして病害虫を防ぐ。
毒性
注意:この植物には毒性がある可能性があります。
ペットと人
ペット: ASPCAに基づく:茎葉や未熟果に毒性あり。流涎、食欲不振、重度の胃腸障害、衰弱、瞳孔散大、心拍数低下などの神経症状を引き起こす可能性がある。
人: 完熟果実は無毒で食用となるが、未熟な青い果実や茎葉にはトマチン(アルカロイド)が含まれ、大量摂取すると腹痛や下痢などの胃腸障害を引き起こす。
用途と文化
文化: ヨーロッパに伝わった当初は、有毒植物であるマンドレイクやベラドンナに似ていたため「毒リンゴ」と誤解され、長らく観賞用として扱われていた。
用途: 世界中で最も重要な野菜の一つ。生食、サラダ、煮込み料理、ソース、ケチャップ、ジュースなど多岐にわたる。
